PayPayのオートチャージとは?仕組みやタイミング・上限の設定方法

ソフトバンクグループが提供するスマホ決済サービス「PayPay」では、銀行口座からPayPay残高にチャージして支払いをすることが可能です。

PayPay残高で支払うことで

  • 最大1.5%還元される
  • お得なキャンペーンに参加できる

というメリットがあります。

しかし、PayPayを頻繁に利用しているとレジでの会計時に「残高が足りない」という状況も発生していきます。

また、PayPay残高にチャージするのも煩わしく感じることもあるでしょう。

そこで活用したいのがPayPayのオートチャージ機能です。

PayPayのオートチャージとは

PayPayのオートチャージとは、PayPay残高が一定額を下回ったときに自動的にチャージ(入金)を行う仕組みを言います。

例えば、PayPay残高が3,000円を下回ったときに自動的に5,000円をチャージすることが可能です。

PayPayのオートチャージの概要
対応バージョン 1.22.0以降
※PayPayを最新バージョンに更新しましょう
タイミング PayPay残高が一定額を下回ったとき
チャージ方法 銀行口座、ヤフーカード、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
オートチャージ金額 1,000円 / 3,000円 / 5,000円 / 10,000円 / 20,000円
手数料 0円

※2020年7月14日よりYahoo! JAPANサービス(Yahoo!ショッピング、ヤフオク!)などオンライン加盟店の支払いでもオートチャージが利用できるようになりました。

PayPay残高にオートチャージできる金額は、1回あたり上限2万円となります。

クレジットカードは、ヤフーカードのみ選択することが可能です。

PayPayのオートチャージを設定する方法

ここからは、PayPayでオートチャージを設定する方法を解説します。

PayPayアプリを起動してから「アカウント」→「支払い方法の管理」をタップします。

「オートチャージ 無効」をタップします。

オートチャージの設定画面が表示されました。

初期設定では、チャージ判定金額「1,000円」、チャージ金額「5,000円」となっています。

チャージ判定金額とは、PayPay残高をオートチャージする基準となる金額です。

チャージ判定金額をタップすると「1,000円」「3,000円」「5,000円」「10,000円」「20,000円」から選択できます。

チャージ金額とは、チャージ判定金額を下回ったときに自動でチャージされる金額です。

チャージ金額をタップすると「1,000円」「3,000円」「5,000円」「10,000円」「20,000円」から選択できます。

例えば、次のようにオートチャージ設定をするとPayPay残高が”3,000円”を下回ったときに自動で”10,000円”がチャージされます。

続いて「有効なチャージ方法がありません」をタップします。

チャージ方法を選択します。

最後に「オートチャージを有効にする」をタップすれば完了です。

PayPayのオートチャージを無効・解除する方法

PayPayのオートチャージを無効・解除するには、支払い方法の管理画面から「オートチャージ 有効」をタップします。

「オートチャージを無効にする」をタップします。

“オートチャージを無効にしますか? オートチャージを無効にすると自動でPayPay残高にチャージされなくなります”というメッセージが表示されるので「無効にする」をタップします。

“オートチャージを無効にしました”というメッセージが表示されたら完了です。

PayPayのオートチャージは「ソフトバンクまとめて支払い」がお得

PayPayのオートチャージ機能を使うなら“ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い”が断然お得です。

なぜなら、

  • ポイントの2重取りができるから

です。

例えば、ソフトバンク・ワイモバイルの携帯電話料金の支払いに「楽天カード(還元率1%)」を設定しているとします。

このときにPayPay残高払いで商品を購入すれば、

  • PayPay残高:還元率1.5%
  • ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い:還元率1%(楽天カード)

の2重取りにより合計2.5%の還元率となります。

例えば、商品を1万円分購入すれば、250円(= 1万円 × 2.5%)が還元されるということです。

もっと還元率の高いクレジットカードを利用すれば、さらに還元率は増えます。

PayPayのオートチャージができない・失敗する原因

PayPayのオートチャージができない場合、次の原因が考えられます。

PayPayアプリのバージョンが古い

PayPayアプリのがバージョンが古い場合は、オートチャージができません。

App StoreやGoogle Playから最新バージョン(1.22.0以降)にアップデートしましょう。

なお、PayPayアプリのバージョンは、アカウント画面の下部に記載されています。

PayPay決済を短時間で繰り返している

PayPayのオートチャージは連続で利用できません。

オートチャージをした後、5分以上経過してから再度オートチャージができるようになります。

銀行口座が残高不足になっている

PayPayのオートチャージ方法を「銀行口座」に指定している場合、銀行口座の残高が不足しているとオートチャージはできません。

銀行口座の残高が不足している場合、当然のことながらオートチャージはできません。

その他、金融機関がメンテナンスを行っていたり、システム障害が発生している場合もオートチャージは不可となります。

例えば、PayPay残高がチャージ判定金額1,000円を下回ったので5,000円をオートチャージする。

そのとき銀行口座の残高が2,000円しかなければ、残高不足によりオートチャージはできなくなります。

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの利用可能額を超えている

PayPayのオートチャージ方法を「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」に指定している場合、1ヶ月の利用可能額を超えるとオートチャージができなくなります。

なお、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いは、年齢ごとに1ヶ月あたりの利用可能額が定められています。

年齢 利用可能額
12歳未満 最大2,000円/月
20歳未満 最大20,000円/月
20歳以上 最大100,000円/月

その他、ソフトバンクの独自の基準で利用可能額が設定されます。

PayPayアプリでメンテナンス・障害が発生している

PayPayアプリでメンテナンスや障害が発生しているとオートチャージができないことがあります。

その場合は、復旧するまでしばらく時間がかかる可能性があるので、通常のチャージで残高を追加しましょう。

PayPayのオートチャージのよくある質問(Q&A)

PayPayのオートチャージに関するよくある質問(Q&A)をまとめてみました。

Q. オートチャージはキャンセルできるの?

→ できません。

PayPayのオートチャージした金額の取り消しやキャンセルはできません。

Q. オートチャージで追加されるPayPay残高の種類は?

→ PayPayマネー または PayPayマネーライトです。

PayPayのオートチャージで追加される残高の種類は、本人確認の有無で次のように異なります。

本人確認済み PayPayマネー
本人確認未完了 PayPayマネーライト

どちらも有効期限が無制限です。

PayPayマネーでは、PayPay残高を銀行口座に出金できるメリットがあります。

PayPay残高を銀行口座に出金する方法は?手数料や上限など

なお、PayPayの本人確認は、

のいずれかの方法で行うことが可能です。

Q. ヤフーカードでオートチャージするときの還元率は?

→ 還元はありません。

以前は、PayPay残高にヤフーカードでチャージしたときは、1%のTポイントが付与されていました。

しかし、2月1日以降は、PayPay残高チャージに対するTポイント進呈は廃止されます。

Q. Kyashリアルカードも登録できるの?

→ 登録はできません。

PayPayのオートチャージに利用できるクレジットカードは、ヤフー株式会社が発行する「ヤフーカード」のみとなります。

KyashカードおよびKyashリアルカードは、

  • 購入金額の1%がポイント還元される
  • クレジットカードでチャージすることでポイントの2重取りができる

といったことから人気を集めていますが、残念ながらPayPayのオートチャージには対応していません。

最後に

PayPayのオートチャージを利用することで残高を気にすることなく買い物ができます。

PayPayの手動チャージは、簡単にできるようになっていますが、何回も繰り返しているとチャージ金額を間違えることもあります。

ただし、オートチャージをすることで残高を気にする必要がなる反面、ついつい使いすぎてしまうこともあるので気をつけましょう。

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