ソフトバンクグループが提供するスマホ決済サービス「PayPay」には、PayPay残高を銀行口座に出金(払い出し)する機能があります。
そのときに必要となるのが、
- PayPayの本人確認
です。
PayPayの本人確認には「銀行口座の登録」と「Polarify e-KYC(顔認証・本人確認書類)」の2種類があり、どちらの方法を選択してもOKです。
この記事では、PayPayの本人確認を「Polarify e-KYC(顔認証・本人確認書類)」でする方法・手順を解説します。
目次
Polarify e-KYCとは
PayPayで採用されている本人確認方法の一つに株式会社ポラリファイが提供する「Polarify e-KYC」があります。
Polarify e-KYCとは、スマートフォンのカメラで撮影した
- 顔写真
- 本人確認書類
で本人確認をする方法を言います。
本人確認をオンラインだけで完結させることができ、書類を郵送する手間を省けたり、時間短縮をすることが可能です。
PayPayの本人確認を「Polarify e-KYC」でする方法
PayPayの本人確認を「Polarify e-KYC」でする場合は、
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、運転経歴証明書のいずれか1つ)
が必要になります。
まず、PayPayアプリの「アカウント」→「アカウント情報」をタップします。
「本人確認」をタップします。
「かんたん確認(顔認証と本人確認書類で本人確認をする)」をタップします。
本人確認は「顔写真の撮影」「まばたきチェック」「本人確認書類の撮影」「個人情報の入力」の4ステップで完了します。
「はじめる」をタップしましょう。
STEP 01「顔写真の撮影」
スマートフォンのカメラが起動して顔写真の撮影が始まります。
顔を青い枠内に収まるようにしてから「撮影ボタン」をタップしましょう。
STEP 02「まばたきチェック」
本当に生身の人間が撮影しているのかを確認するために”まばたきチェック”が始まります。
顔を白い枠内に合わせてから”ゆっくりまばたき”をしましょう。
STEP 03「本人確認書類の撮影」
本人確認書類の撮影をします。
本人確認に利用する書類を「運転免許証」「マイナンバーカード」「運転経歴証明書」から選択しましょう。
スマートフォンのカメラが起動するので本人確認書類を「白い枠内」に合わせて撮影します。
出典:PayPay
本人確認書類が本物であるかを確認するために”厚みチェック”をします。
スマートフォンを本人確認書類に対して45°に傾けて「白い枠内」に合わせて撮影しましょう。
出典:PayPay
最後に本人確認書類の裏面を「白い枠内」に合わせて撮影すれば完了です。
出典:PayPay
STEP 04「個人情報の入力」
最終ステップです。
個人情報(氏名、国籍、生年月日、住所など)を入力します。
PayPayの利用目的を「個人利用」「ビジネス利用」「個人及びビジネス利用」「その他」の4つから選択します。
“本人確認の申請を受け付けました”というメッセージが表示されたら完了です。
PayPayの本人確認についてのよくある質問
PayPayの本人確認についてよくある質問をまとめてみました。
Q. PayPayの本人確認の審査結果はいつ分かるの?
本人確認の申請から5日間ほどで分かります。
なお、審査結果は、PayPayアプリでお知らせされます。
Polarify e-KYCでは、本人拒否率1%を設定した場合、他人受入率は約55万分の1という高い精度を誇ります。
Q. PayPayの本人確認ができない原因は?
PayPayの本人確認ができない原因としては、公式サイトで次のように案内されています。
複数のアカウントで本人確認を行おうとしている
外国の政府等において重要な地位の方やそのご家族
出典:PayPay
Q. PayPayの本人確認をするメリットはあるの?
冒頭でもお伝えしたとおり、本人確認をすることでPayPay残高を銀行口座に出金(払い出し)できるようになります。
もう少し正しく言えば、
- PayPayマネー
が利用可能になります。
PayPayマネーとは、PayPay残高の種類の中で唯一「出金」に対応した方法です。
残高の種類 | 出金の対応 |
---|---|
PayPayマネー | ◯ |
PayPayマネーライト | - |
PayPayボーナス | - |
PayPayボーナスライト | - |
本人確認前は、PayPay残高に「銀行口座」「セブン銀行ATM」「ヤフオク!・PayPayフリマの売上」でチャージした場合は、PayPayマネーライトとしてチャージされていました。
本人確認後は、PayPayマネーでチャージされるようになります。
ただし、すでに保有している残高は、本人確認をしたからといって「PayPayマネー」になることはないので注意しましょう。
その他、PayPayの本人確認をすることでクレジットカード決済上限を25万円に引き上げる条件となる「青いバッジ」がつく可能性があります。
Q. PayPayの本人確認(Polarify e-KYC)のセキュリティは安全なの?
PayPayの本人確認で採用されている「Polarify e-KYC」は、三井住友銀行、地方銀行(池田泉州銀行、北越銀行、三重銀行など)、SBI FXトレード、日本生命、プロミスなどでも採用されている認証方法です。
運営元の株式会社ポラリファイは、
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
- 株式会社NTTデータ
- Daon,Inc.
が共同で設立しており、信頼性も高いと言えます。
また、Polarify e-KYCのコア技術としては、出資会社の一つであるDaon,Inc.(本社:アイルランド)による世界最高水準のアルゴリズムが用いられています。
Daon,Inc.は、会社名こそ馴染みがありませんが、生体認証においては国際的に高い信頼性があり、日本の出入国管理、旅券やビザ、オンラインバンキング、運転免許証、選挙の有権者登録など、我々の身近でも幅広く採用されています。
最後に
これまでPayPayにチャージした金額は、現金としては二度と戻ってきませんでした。
しかし、PayPayが「資金決済に関する法律」における資金移動業の登録が完了したことで本人確認をしたユーザーは銀行口座への出金ができるようになりました。
PayPayに銀行口座からチャージをしすぎたり、ヤフオク!やPayPayフリマの売上が大きすぎてPayPayを使い切れないという方は、本人確認をして銀行口座に出金すると良いでしょう。
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